被災から6ヶ月が経過して・・・

 

今和泉 美貴様 引用

●被災から6ヶ月が経過して・・●
〜被災当初〜
1/4 で、故郷が被災し、半年が経過しました。
7/4の真夏から、いつまにか季節は、真冬へ・・
この6ヶ月は、無我夢中で、季節感も感じるまもなく、たちどまってしまえば、焦燥感と虚しさに襲われそうで、とにかく動くことで、自分自身のバランスをとっていたように思います。
おそらく、私だけではなく、被災を目の当たりにした当事者の方や、ボランティアの方々も、同じような感覚なんじゃないかな・・・
被災して翌日に、着の身着のままで現地入り。地元の友人から
「おまえのとこまでは、道が水に浸かっとるけん、行きつけんよ!」と、事前に言われてましたが、半信半疑のまま、とにかく行ってみることに・・
人吉インターをおりて、しばらく普通の風景がつづいていたのに、球磨村に入ったとたんに、茶色の世界
さくらドームで足止めされ、無理だといわれましたが、車を置いて、リュックに詰めれるだけの物資を詰め込んで山越えして、実家の寺へ
連絡がとれなかった母が無事だったのをみて、姉が号泣してたのを鮮明に覚えてます。
球磨川の氾濫を何度も、みてきた私たち・・
でも、今回の光景は、明らかに常軌を逸してました。
球磨村渡地区の家々は、ほとんど屋根まで家につかり、湖と化した光景に、呆然とするしかなく・・
それから2日くらい水が引くまで時間がかかり、ようやく引いてからみた光景は、津波の後のような世界
電柱や看板は折れ曲がり、なぎ倒され、家屋は、原型が残ってればいい方で、根こそぎ押し流されてるのもあり、車はひっくり返り、あちこちに転がり、流木がありえないところに突き刺さってる。
泥は、家屋にどっさりはいりこんで、中は、洗濯機をまわしたような状況
泥だらけで、佇んでる鶏が、私たちの気持ちを物語ってるようでした。

 

忘れてはいけない。
まだまだ終わっていないから、、、

緒方千奈

 

      

 

   

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